5/16「プロジェクト解体新書 第1巻「千住タウンレーベル」」のご案内

 

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プロジェクト解体新書

第1巻「千住タウンレーベル」

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コワーキングスペース往来では、

これまでの5年間、空堀のまちでどんなことができるだろう、と

色んなプロジェクトに取り組んできました。

仕事を作ったり、住人を増やしたり、このまちで結婚する人がいたり、

まちのファンが増えたり、友達が増えたり、小さなイベントが増えたり。

やってよかったな、と思うこともたくさんありますが、

これまでの積み重ねから「もっと色んなことができる!」

と妄想も膨らんでしまうわけで、

派手じゃなくても、ポップじゃなくてもいいので、

じんわりとでも、誰かが楽しくしているシーンが、

もっと空堀のまちで生まれればいいなと考えています。

そのためには、もっと色んなことを勉強しないと、ということで、

「自分たちが学びたい」と思う地域プロジェクトやワークショップの事例を、

表面的にではなく、実践者目線に絞ってじっくり聞いてみよう。

また自分たちだけで聞くんじゃなく、

他の地域の実践者の方々とも一緒に学べる機会になればと、

「プロジェクト解体新書」というシリーズを企画してみました。

 

 

記念すべき第1回目は、

東京の千住を舞台に去年から始まった

「千住タウンレーベル」という謎のプロジェクトに迫りたいと思います。

 

「千住タウンレーベルとは」

千住で生活してきた市井の人々の人生譚(記憶)、千住のまちならではの風景や人間模様にまつわるエピソード、千住に根づき息づく音楽など、これらすべてをテキスト(文字)だけではなく、「音楽」として編集し、まちなかの拠点を編集室(スタジオ)として、発信・アーカイブしていくプロジェクトです。

http://aaa-senju.com/asada (アートアクセスあだち 音まち千住の縁)

ということです。

 

今回のディレクターは、大阪でもおなじみの方が多いアサダワタルさん。

これまでも「コピーバンド・プレゼントバンド」という、

子供が親の思い出の曲を、コピーバンドを作って再現する

というワークショップを企画したり、

「歌と記憶のファクトリー」という子供たちが

親や先生に思い出の歌についてインタビューしながら

それらを自分たちで編集していくワークショップをしたりと、

音楽を媒介にして「人と人」「人とまち」などたくさんの関係性の中に

新たな回路を生み出していくようなプロジェクトの企画や進行がとても面白い方です。

 

今回のこの千住タウンレーベルにもそういう要素があり、

まちの中に住む人や、外に住む人が「タウンレコーダー」となって、

「まちの音」を集めて編集し、1つのレコードにするというプロジェクトです。

下記(参考)のところから、紹介記事へ飛べますので、ぜひ参照してみてください。

 

(参考①)

音を使って千住の町を面白くする。アサダワタルの実践に迫る

https://www.cinra.net/interview/201801-asadawataru

 

(参考②)

〈千住タウンレーベル〉とは?レコード片手にまちをめぐらせる、アートプロジェクトのもくろみ

https://colocal.jp/topics/art-design-architecture/local-art-report/20180412_112393.html

 

 

このプロジェクトは、すぐに何かわかりやすい成果が出るという類のものではないです。

しかしながら、そういうものが必要なことももちろんありますが、

すぐに成果は見えないけど、「じわじわと関係性が変容していく」というものも

もう一方では大事なんじゃないかと思っています。

関係性は「人と人」というのはもちろん、

「人とまち」ということもあると思います。

「音楽」を通じて、

「音楽だからこそできる」というような関係性の変容のきっかけを作っている

この千住タウンレーベルというプロジェクトを

どう企画しているのか、どうやって進めているのか、

というところは今回特にじっくりと聞いてみたいなと思います。

 

地域、または人の集まるコミュニティで、

何かしらのプロジェクトのディレクションやファシリテーションをしている方

(ちょうどこれから始めるんだという方ももちろん)

に合わせて学びがあるような内容にしています。

 

【予定している主な質問】

①千住タウンレーベルってそもそも何ですか?

②どんなふうに今回のプロジェクトを設計したんですか?

③設計したアイデアは、どんなふうに実際に落とし込んでいったんですか?

④関係性の変容と音楽がどのように結びついているんですか?

⑤1年間のプログラムの進行のファシリテーションをどのようにしていたんですか?

 

 

■日時

5月16日(水)19:30~21:30

 

■ゲスト

アサダワタル/文化活動家

https://www.kotoami.org/

 

■聞き手

梅山晃佑/コワーキングスペース往来

 

■参加費

2,000円

 

■定員

約10名

 

■会場

コワーキングスペース往来

大阪市中央区谷町6-5-26 複合文化施設「萌」2階

 

■申込

こちらの申込フォームよりお申込みください。