「ホウコクシナイト!Vol.09」終了しました

8/29(木)にコワーキングスペース往来の企画

「ホウコクシナイト!」がありました。


今回のテーマは「地域ディベロッパーが街を変える!-空ビル・空家・スキマをまちづくりのプラットフォームにするドラマチックの活動報告-」でした。


インターン生の田部が第9回の様子をレポートします。

ホウコクシナイト!Vol.09

【日時】2013年8月29日(木)19:30~21:00

【場所】コワーキングスペース往来

【参加費】カンパ制

【参加者】11名

【プログラム】

地域ディベロッパーが街を変える!

-空ビル・空家・スキマをまちづくりのプラットフォームにするドラマチックの活動報告-

報告:今村ひろゆき(まちづくり会社ラマチック代表)

イベント詳細ページ

 

今回も東京からゲストにお越しいただき、近年の活動について報告していただきました。

ゲストは、「まちづくり会社ドラマチック」で様々なプロジェクトを手がける

今村ひろゆきさんでした。

お金とコネがなく、派手なことができない中で、

「どんなまちがいいまちか」を考えていたという今村さん。

考え抜いた結果、「色んな文脈があるまちがいいまちだ」という結論に達し、

ユニークな人たちを集められる素養を持つまちがいいまちになると気付いたそうです。

複数の事業や施設を運営されていますが、そこに共通しているのは、

「元々ある資源を使う」ということと、「フェード・イン」ということでした。

 

例えば、MaGaRiは、まちの中の空いたスペースを「間借り」できるようにしたもの。

厳選された「MaGaRi」物件の契約は、

必ず貸す人と借りる人が直接会ってから結ばれるそうで、

フィーリング等が会う人同士が同じ場で作業するので、

そこでは貸す人×借りる人の新たな協働が生まれたりしているそうです。

MaGaRi」はいいアイディアが浮かびそうな、素敵な所ばかりでした!

                                    

また、「インストールの途中だビル」は、

駅前の6階建てビルの25階をシェアアトリエにしたものだそうです。

「3つのしないこと」と「3つのすること」という方針を掲げていて、

3つのしないこと」は「整備しない/きれいにしない/無理しない」で、

「整備しない/きれいにしない」は、設備の整備や部屋のクリーニングなど、

利用料にはねかえってくる整備やクリーニングをせず、

安く借りられるようにすることで、色々な人が利用できるようにするということ、

「無理しない」は、文字通り、利用する人も運営する人も

無理しないようにできれば、ということだそうです。

3つのすること」は、

「建物内のメンバー交流をする/建物外の他の団体や面白い人、街との連携は積極的にする/

情報発信をして、協力者やサポーターを募る。」ということだそうです。

今では近くの商店街と繋がり、イベントを企画したりしているそうです。

 

他にも、日替わり店長がお店をしているLwP asakusaなど、

どの事例も、まちは人がつくっているのだということを感じるものでした。

「いろいろな人が集まる場をつくることがいいまちをつくることにつながる」

という今村さんの考えがとてもよく伝わるイベントでした!

今村さんのお話が終わった後も質問が止まず、大幅延長でしたね。

 

次回の「ホウコクシナイト!」もお楽しみに!