6/10(月)にコワーキングスペース往来の企画
「ホウコクシナイト!」がありました。
今回のテーマは「ロックフェスの社会学」と
「アート×心理学×量子力学がくっつくと何?」の2つでした。
インターン生の田部が第7回の様子をレポートします。
ホウコクシナイト!Vol.07
【日時】2013年6月10日(月)19:30~21:30
【場所】コワーキングスペース往来
【参加費】カンパ制
【参加者】19名
【プログラム】
○第1部「ロックフェスの社会学」永井純一(文化社会学者/神戸山手大学現代社会学部講師)
○第2部「アート×心理学×量子力学がくっつくと何?」廣水乃生(コミュニティファシリテーション研究所)
「ロックフェスの社会学」永井純一(文化社会学者/神戸山手大学現代社会学部講師)
日本にフェスが定着して10余年が経ちました。
フェス好きの人も増えて、今では毎年100万人以上の人がフェスに行っています。
フェスとは何かとその魅力についてお話しいただきました。
まず、「フェスってどんなイベント?」ということからお話しいただきました。
明確な定義はないものの、複数の屋外会場に複数の出演者が出る音楽イベント、
といったところだそうです。
ただ、ずっと音楽を聴き続けるわけではなく、休憩所やバザー、食事処があり、
訪れた人達は思い思いの場所で思い思いの過ごし方をしているそうです。
フェスの最たる特徴がこの「好きな過ごし方をできる」という点で、
決められた場所で暗黙のルールに従いながら音楽を楽しむ
これまでのライブとは一線を画する点だそうです。
例えば音楽の聴き方一つとっても、最前列で盛り上がる事もできれば
ステージから少し離れたところで寝転びながら生演奏を聴く事もできる
という自由さが多くの人を惹きつけているようです。
フェスでは自由に過ごせるように環境整備が徹底されているといいます。
音楽の聴き方は変化してもライブの聴き方は変わらないと思われがちですが、
様式に着目すると実はそうではないという事がわかりました。
フェスの魅力を知る事ができました。
「アート×心理学×量子力学がくっつくと何?」廣水乃生(コミュニティファシリテーション研究所)
今年のゴールデンウィークにプロセスワーク(プロセス指向心理学)創始者の
アーノルド・ミンデル、エイミー・ミンデルが来日し、ワークショップが開催されました。
7年前、アメリカでプロセスワークを通じて
葛藤解決・組織変革ファシリテーションを学んだ廣水さんに、
そのワークショップで感じたこと、
最新のプロセスワークの世界を報告していただきました。
【参考】https://www.facebook.com/photo.php?fbid=444719265622360&set=a.162237740537182.37453.131276726966617&type=1&theater
まず、プロセスワークがどのように生まれてきたかをお話しいただきました。
プロセスワークは、量子力学を学んでいたアーノルド・ミンデルが
カフェで偶然話をしたのがユング研究所の研究者で、
そこから心理学に入っていく事になったというお話は、偶然の面白さを感じました。
身体症状が夢に反映されるという考えの下、
人間関係や集団の中にある意図しないものもこれで考えられるのではないか、
と発展してきたプロセスワークのワークショップのお話は、
少し難しくなるのではないかと危惧していたのですが、
「陰陽ヨーデル」をテーマに歌ったり、踊ったりしたそうです。
今回のイベントでもそのワークショップでやったエクササイズの一つに
みんなで取り組んでみたのですが、初心者にはちょっと難しかったですね。
イベント終了後もプロセスワークやワークショップに関する話は、絶える事がありませんでした。
今後のホウコクシナイト!でも面白い話が聴けるんでしょうね。楽しみです!