「ホウコクシナイト!Vol.06」終了しました

5/2にコワーキングスペース往来の企画「ホウコクシナイト!」がありました。

 

テーマは「見聞きしてきたことをみんなでわけあう」ことと

「経験したことを改めて噛み締める」ことです。

 

4月からインターンに来ている田部が第6回の様子をレポートします。

ホウコクシナイト!Vol.06

【日時】2013年5月2日(木)19:30~21:00

【場所】コワーキングスペース往来

【参加費】カンパ制

【参加者】15名

【プログラム】

○「建築的“きっかけ”づくり」いしまるあきこ(きっかけ屋・一級建築士 「Re1920記憶」主宰)

イベント詳細ページ

 

「建築的“きっかけ”づくり」いしまるあきこ(きっかけ屋・一級建築士 「Re1920記憶」主宰)

ホウコクシナイト!Vol.6の報告者は、きっかけ屋・一級建築士のいしまるあきこさんでした。

きっかけ屋として、建築の枠にとらわれずに、人と人、人と場をつなぐきっかけづくりに取り組まれており、今回は近年の活動を中心にお話しいただきました。

まず、ホウコクシナイトに来るきっかけになったからほりまちアート参加作品「まちいろぶらブラー」(2007)についてお話しいただきました。

ぶらぶら+blur(意味:ぼやけ、不鮮明な状態)との名称を持つ「まちいろぶらブラー」では、地域の人から提供してもらった文章や写真を半透明の板の中に入れ、軒先から吊り下げました。

展示を眺める人同士が「この場所知ってる」という話で盛り上がったり、「うちにもこんな写真があるから取りに来てやー」という話を持ちかけてもらったり、出展者同士で仲良くなったり、多くの人とつながる場になったといいます。このつながりが今回のホウコクシナイト!出演にまでつながっているんですね。

 

20131月には、坂口恭平氏にリノベ大臣に任命され、「青山ゼロセンター」のセルフリノベを行ったそうです。Twitterでリノベーションの状況を報告すると、得意なことを○○大臣と称し、たくさんの人が手伝いを申し出たそうです。毎日新しい人が来て大変だったそうですが、毎日新しい人と出会え、同じ目的に向けて作業できるというのは、うらやましい環境だと感じました。Twitterでつながって、というのも一昔前では考えられないですよね。

 

 

20134月に完成した「つくるーむ」のお話では、セルフリノベーションの魅力が存分に伝わってきました。

「つくるーむ」は賃貸住宅を女子一人でセルフリノベしたもので、畳→フローリング、押し入れ→本棚といったbeforeafterを写真とその時の感想等を交えてお話しいただきました。

セルフリノベは、想像していた程難しいことではないようです。自分でも何かやってみたいと誰もが感じたと思います。

 

いしまるさんが企画とツアーマネージメントをされた、箏と太鼓とうた「かりん×はせみきたライブin東北」のVTRは、人と人がつながるということと、人と場所のつながりということを考えるきっかけとなるものでした。震災を契機につながった人と人、震災があっても切れなかった土地と人のつながり…。たった15分足らずのVTRでしたが、色々なことを考えさせられました。

そして、いしまるさんの活動、幅広い…。

 

最後にリノベ・1920年代・同潤会をテーマに古い建物の活用方法を探る展示イベント「Re1920記憶 in 大阪」の予告とこのイベントに至る経緯を説明いただき、ホウコクシナイト!Vol.6は幕を閉じました。

 

いしまるさんは、ほんわか系の見ためとしゃべり方に反してとてもアクティブで、お話は刺激的で興味深いものでした。

今後のホウコクシナイト!も楽しみですね!