7/5「小商い講座シリーズ①ひとり出版社の作り方」のご案内













久しぶりの講座開催が決まりました!

今回は「小商い」をキーワードに「そんな働き方あったのか!」と思わず言ってしまいそうになる、

面白い仕事や働き方へのチャレンジを学ぼうという趣旨のシリーズです。



第1弾のテーマは「ひとり出版社」。東京でもじわじわと増えてきていると聞きます。

今回は香川県と大阪府から1組ずつゲストに来ていただき、

「作り方」というところに焦点を当てて、3時間たっぷりお話をお伺いします。

質問の時間もたっぷり用意しようと思いますので、

こういう働き方や仕事の仕方にピンと来た方は、ぜひご参加ください。


 ここ数年出版不況と言われ、有名な雑誌の廃刊のニュースなども驚かないようになってきました。

しかし一方で「ひとり出版社」と呼ばれるような、

名前のごとく小規模ながら個性的な出版社が増えてきている、という面白いムーブメントもあります。


「少部数でもいい本を、欲しい人に届ける」というスタンスでの仕事は、

社会全体が同じものの大量生産・大量消費・大量廃棄から

趣好性の細分化へと変化していくような流れと、

またITの発展により販売や営業のコストを抑えることができるようになってきたという流れ、

そして働き方自体も多様化し「小商い」という言葉がひとつのムーブメントになるような流れなどの中で、

この「ひとり出版社」はこれからの社会に非常にマッチしたスタイルになる可能性を持っています。


今回は、「ひとり出版社」をされている方2組をゲストにお迎えし、

「こういった仕事や働き方をこれからやってみたい」

「今まさにやろうと考えている」という方を対象に、

「なぜひとり出版社をはじめようとしたか」「どのように運営しているのか」

「この仕事の面白いところ、大変なところ」「自分が始める前に知っておきたかった!」といった、

ひとり出版社を始める上で役に立つ、貴重な実体験をお伺いする講座を開催します。



■ゲスト


サウタージブックス(香川)


「知恵をひろい、歌をおくる。波のページに耳をすませる。本の向こう側にひろがる、あこがれの風景へ―」

サウダージ・ブックスは、「旅と記憶」をテーマにする出版社です。2009年に代表の淺野卓夫の個人出版レーベルとして設立、2015年に有限責任事業組合として法人化しました。現在は香川県高松市を拠点にして、瀬戸内のまちと島を行ったり来たりしながら、文芸書、人文書、ノンフィクションなどの本を作っています。

サウダージ・ブックスの本

『生きるためのサッカー』ネルソン松原著

『「一人」のうらに 尾崎放哉の島へ』西川勝著

『瀬戸内海のスケッチ』黒島伝治著/山本善行選

『ジット・プミサク+中屋幸吉 詩選』八巻美恵編/叢書 群島詩人の十字路

『はじまれ 犀の角問わず語り』姜信子著

『石都奇譚集』 飯沢耕太郎著

『マイケル・ハートネット+川満信一 詩選』今福龍太編/叢書 群島詩人の十字路

『アルフレッド・アルテアーガ+高良勉 詩選』今福龍太編/叢書 群島詩人の十字路

『ブラジルから遠く離れて1935-2000』今福龍太編著



松本工房(大阪)


代表の松本久木が運営する出版社。近年の出版物として『言語と人間性 コンフリクト社会に見る言語行為と多言語』(責任編集:アブドゥルラッハマン・ギュルベヤズ、2015)『京都芸術センター叢書 一「継ぐこと・伝えること」』(京都芸術センターとの共同出版、2014)、『大竹野正典劇集成 III』(大竹野正典著、2014)、『Arts and Media / volume 04』(大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論研究室 編集、2014)、『恋愛的演劇論』(北村想 著、2014)、『ワーグナーを旅する 革命と陶酔の彼方へ』(市川明 編、2013)など。これまでに70余点の刊行物がある。

代表の松本久木はグラフィックデザイナーとしても活動している。クライアントは文化的・芸術的領域の団体や機関が多く、仕事内容は主に、大学・研究所・文化施設の広報物及び出版物の製作、演劇・伝統芸能・ダンスなどの舞台芸術の広報デザイン、芸術関連施設での展覧会やイベントのデザインワーク、人文・芸術・アート分野の装丁・組版及び監修などとなる。緻密かつ繊細でありながら大胆で強い印象を与えるヴィジュアルイメージの構築と、深いコンテクストを持った抽象性の高いデザインワークに定評がある。

 

■コーディネーター

神田桂一/フリーライター

 

■プログラム

(1)ゲスト紹介(それぞれの会社紹介と、始めるに至った経緯など)

(2)トークセッション①(ゲスト2組に司会者から質問)

(3)トークセッション②(来場者からの質問へゲスト2組から回答)


■日時

2015年7月5日(日)14:00~17:00


■受講料

2,500円(ドリンク付)


■定員

約30名


■会場

FOLK old bookstore

大阪市中央区平野町1-2-1 1F・B1F

http://www.folkbookstore.com/


■申し込み・問合せ

こちらの申込フォームよりお申込みください。

*満席となりました。現在はキャンセル待ちとしての受付となります。

 

■「コワーキングスペース往来 小商い講座シリーズ」とは?

コワーキングスペース往来は、空堀(大阪市中央区)にあるコワーキングスペースです。世の中に既に名前のある肩書きや職種にこだわらず、独自の発想や価値観などで新しい仕事はもちろん、肩書きや職種までもを作り出していくことを応援するために、ゲストを招いての勉強会や講座などを不定期に実施しています。